こんにちは、リスティング広告運用担当の山本です。
リスティングといえば大きくGoogleとYahoo!がありますけど、それぞれ微妙に仕様が異なりますよね。
使える設定に差があったり、同じ機能なのにGoogleとYahoo!で違う名前だったり……。
Google 拡張テキスト広告
Yahoo! 拡大テキスト広告
Google ユーザーリスト
Yahoo! ターゲットリスト
Google リマーケティング
Yahoo! リターゲティング
Google サイトリンク
Yahoo! クイックリンク
Google コールアウト
Yahoo! テキスト補足オプション
Google エンハンストキャンペーン
Yahoo! ユニファイドキャンペーン
上は一例ですが、ほぼ同じ機能なのに名前がそれぞれ異なります。
ややこしいですよね。「頼むから統一してほしい!」というのが日本中のリスティング運営者の願いでしょう……。
それはそうと、キャンペーンや広告グループを作成するとき、GoogleとYahoo!で別々に作っていませんか?
Googleで作成したキャンペーンを、ほぼそのままYahoo! に移行できるんですよー!
手順はかんたん
1.Google でキャンペーン・広告グループ・キーワード・広告文を作成する。
2.作成したデータをエクスポート または EditorでコピーしてExcelに貼り付け。
3.そのデータをCSV形式で保存して、Yahoo!のキャンペーンエディターにインポート。
これだけ!
CSVデータのタイトル(英語)も変更する必要がありません。Yahoo!キャンペーンエディター側で勝手に日本語に変換してくれます。
これで、キャンペーン、広告グループ、キーワード、除外キーワード、広告(広告文、最終ページURL、パス)など、基本的な情報はインポートできます。
ただ、注意点もいくつか。
■広告名が必要
Googleには広告名がありませんが、Yahoo!では必須ですよね。インポート前に、「広告名」という列を作成して、同一グループ内で重複しない名前をつけてやる必要があります。
■使える記号が異なる
たとえばGoogleだと使える[ <>≪≫/ ]といった記号が、Yahoo!では使えません。
逆に、Googleではタイトルに「!」は使えませんが、Yahoo!では使用可能です。
このへんのルールが異なりますので、インポート前に変換してやる必要があります。
詳しくは以下のリンクを参照してください。
スポンサードサーチ「1-1. 入稿規定」
(https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?p=1663 )
Adwords「編集基準と表現」
(https://support.google.com/adwordspolicy/answer/6021546?hl=ja )
■インポートできないデータもある
地域、除外地域、時間帯、広告表示オプション、キャンペーン除外キーワードリスト、広告カスタマイザなどはそのまま移行することはできません。
特に地域設定を忘れて動かすととんでもないことになりますので、インポートしたキャンペーンは、動かす前に必ずチェックをしましょう。
また、キャンペーンの設定の一部(広告掲載方式の指定など)もそのままインポートできないため、注意が必要です。
■計測用のパラメータも忘れないで
トラッキング用のパラメータを付けている場合は、これも変更が必要になると思います。
間違えてもすぐに影響の出るものではありませんが、正確な計測ができなくなりますので注意しましょう。
今後の運用も楽になる
この方法だとかんたんにキャンペーンを移行することができますし、GoogleとYahoo!のキャンペーン構成がまったく同じになるので、今後の運用も楽になります。
どこにどのキーワードが入っているかも把握しやすくなりますし、キーワードを追加する際も、キャンペーン名やグループ名が同じだとスムーズにインポートできます。
GoogleとYahoo! で配信の目的を変えるような場合を除き、同じ構成にしておいたほうが管理の手間も省けておすすめです。